今回は監査法人から経理に転職した感想パート3です。
以下について書いていきますので、私と同じように転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。
・繁忙期の残業時間は監査法人と比べてどうか(※パート1にて記載)
・年収は増えた?減った?(※パート2にて記載)
・仕事内容としてどんなことを任されるか
パート3では転職後の仕事内容について書いていきます。
(経理部への転職を前提に記載します)
まず初めに、公認会計士の資格を所持している以上は日常的に発生する取引の伝票入力を任される可能性はほとんどないと思います。
私が転職活動をしている際、ある程度楽な仕事につきたいなと考えていたので、ビジネスが単純な会社(=会計論点が少なそうな会社)を中心に応募していました。
しかし結果は振るわず、書類選考の段階でほとんどの会社から落とされてしまいました。
転職エージェントの担当者に理由を教えてもらったところ、会計上の難しい判断があまり発生しない会社では会計士の資格はオーバースペックとなり、逆に採用の可能性が低くなってしまうとのことでした。
実際、多くの子会社があり複数のビジネスを展開していたり、頻繁に組織再編を繰り返している、といった論点が大量にありそうな会社へ応募したところ、応募した会社ほぼ全てで書類選考を通過しました。
考えてみればそりゃそうなのですが、会計士の資格を所持している以上は脳死でこなせるような単純作業をさせてくれる会社に就職できることはなさそうです。。。泣
で、私が経理に転職してから1番最初に任されたのが、監査法人とのバトルです笑
普通に考えたら減損の兆候がある資産についてグルーピングを整理してなんとか兆候なしにもっていくロジックを考えたり、注記が必要だと言い張る監査法人に対して、いやこれはこうこうこう言う理由で質的にも量的にも重要性がないから記載不要だ、というやりとりを繰り返したり、、、
あとは新リース会計基準の会計処理方針について、極力オンバランスが少なく済むように監査法人に対して様々な言い訳を考えたり。
会計処理でわからないことがあった際の辞書代わりに使われたりもします笑
ということで、民間企業に転職した公認会計士は対監査法人要員・複雑な会計処理が発生した際の辞書要員として活躍することになる可能性が高いと思います。
色々と書きましたが、個人的には監査法人時代よりも仕事に満足感を感じています。
どう会計処理すればよいか困っている人に的確なアドバイスができたり、監査法人とのバトルに勝って喜ばれたりするとかなりやりがいを感じられます。
あとこれは転職してから気付いたのですが、監査法人時代は結構周囲の人に甘えてしまっていたな、、、と感じることが多いです。
監査法人にいると当然周りも全員会計に詳しいので、「こういう時ってどう処理すればいいっけ?」と何も考えずに聞いても、良い感じの回答が返ってきます。
事業会社に転職すると、基本的に1番会計知識があるのは自分自身になるので、わからないことがあっても自分で頑張って調べて考えて答えを導き出すしかないんですよね。
これに関しては、個人的にはむしろ良かったと感じています。
監査法人にいた時よりも、明らかに調べる能力と会計基準の趣旨から推察して考える能力が上がりました。
ということで今回はここまでです。
読んでいただきありがとうございました!
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